蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

棺桶に何を入れますか?

いつの間にか

このブログの登録者が二ケタに😲!

10名様ですよ~~正気ですかぁ?←失礼

 

深海の7人 - 蝶のまばたき

↑過去に上のブログを書きましたので

昨年の6月に7名だったのは覚えていますが

そこから3名も増えるなんて・・・涙

どのような年代で、どのような方が

訪れてくださっているのかはわかりませんが

ありがとうございますm(__)m

 

ふだん、他者の社会的属性には

全く興味のない自分ですが、

もしやこの10名は聖職者か何かでは??

もしくは職業は関係なくとも、非常に

精神性の高い方たちではないかと。

 

だって、このブログを読んだって

得することは何も書いてありませんのでね。

新宿のおいしいラーメン屋さんを知ることも

最新コスメとかスキンケアに詳しくなれる

とかもありませんから💧

 

今後は✨深海の10人✨と

呼ばせていただきますm(__)m

もちろん、通りすがりの方も

ありがとうございます^^。

 

 

さて皆さんは「終活」というものを

やっていますか?

30代ぐらいまでだと、ほとんど意識に

上らないかもしれませんね。

 

「終活」の中でも、私は所持品の整理・処分

ということを以前から少しずつ行ってきました。

ミニマリスト」「(なるべく)持たない生活」を

目指しているのは過去記事にも書いていますが、

やはり40代になって急に死が身近になったことが

大いに関係しています。

 

 

断捨離を続けているうちに、長期保管している

「宝物」にまで手にかけるようになりました。

そして、先日ついに

最後の宝物をヤフオクで売って処分してしまいました!

好きなアーティストの直筆サインです。

 

今は解散してしまいましたが、

かつて「たま」という4人組のバンドがいたのを

覚えていますか?

『さよなら人類』という曲が有名で

1990年には紅白にも出場しています。

 

私はこの「たま」が今でも一番好きな

楽家・アーティストなんです。

ですが、たくさんあったCDから本から何から

すべて売って処分してしまいました。

 

 

↓↓ちなみに最後の宝物がこちらです


4人のうちのお二人、石川さんと柳原さんの

直筆サインと、4人のイラスト入りしおりです。

30年以上前、高校生のとき、

ラジオのプレゼントで当たったもの。

たしかFMのNACK5だっと思います。

(くじ運がものすごく悪いと思っていたけど、

 昔当たっていたんですね)

 

下の写真のように袋に入ったまま出されることもなく、

ただひたすら保管していたので、きれいなままでした。

額に入れて飾ることもなく、誰かに見せることもなく…

30数年。

 

本当は、死んだとき自分の棺桶に↑これと

たまの写真集を一緒に入れてほしいと

思っていたんです。

真剣にずっとそう思ってきました。

 

でもあるとき、

焼いたら灰ゴミになるだけだと気付いたんです。

その時には自分はとうに死んでいるし、

一緒に入れて何の意味があるんだろうと思って。

しかも孤独死で亡くなる確率が高いので、

きちんと入れてもらえる保証もありません。

だったら、それが欲しい人の手に渡った方が

はるかに有益だと思いました。

 

 

こちらが棺桶に入れてもらおうと思っていた

↓↓写真集です。3年ほど前に処分しました。

 

 

こちらは「直筆サインとしおり」につけた

おまけの品です。

ライブのチラシやステッカー、販促ハガキ。

↓↓これも30年以上保持。

左と真ん中(黄色)は、

初めて行ったコンサートの時に配布されたチラシで、

大変思い出深いです。

北関東からコンサート会場がある神奈川県の

文化会館まで行きました。

高校の同級生の一人から誘われたのです。

 

このNちゃんについては

素直に友人と言いたいけれど、でも・・・

二者面談で担任から「お前友達いないだろ」

と言われる自分ですから、奇跡的なことです。

誰かと一緒にコンサートに出かけるなんて✨

友だちはいますか? - 蝶のまばたき

 

 

私はこのコンサートで初めて「たま」という存在と

彼らの音楽をよく知ることになったのです。

一曲目が始まると、もうすぐにわかりました!

彼らのものすごさが!

音楽に詳しいわけでは全くありませんが

なんてすばらしい演奏と歌なんだろうと👀

 

コンサート後、帰路の道のりも遠く

埼玉の春日部まで来たところで

終電がなくなってしまいました。

家に帰れなくなってしまったのです。

厳寒の2月のこと。

 

2人で春日部の街をさまよったり、

ビルの庇の下の所に座ったりして

始発まで野宿のような形で過ごしました。

 

たしかNちゃんは泊まろうと言ったのですが、

私が反対したんです(爆)

その理由がコンサート代と宿泊代が同じだった

ことが嫌だったと記憶しています。

あと数時間しか泊まらないのに、あの素晴らしい

コンサートと同額なんて…という身勝手な言い分。

何も危険がなかったから良かったものの

我ながらヒドイですよね。

 

ただ、次の日も学校だったと思いましたが、

体調不良でNちゃんは3日ぐらい学校に

来なくなってしまいました(>_<)

自分は、といえばピンピンしており…m(__)m

思えばここからだと思います。

放浪とか野宿に魅力を覚えるようになったのは💧

(野宿そんなにやってないけど)

 

 

これも売ってしまいましたが、

↓↓高校生当時買ったアルバムCD『きゃべつ』

 

既出の写真集やこのCDを買った時の

ときめきが今でも忘れられません(*^^*)

嬉しくてしょうがなかったなぁ。

それ以降現在にいたるまで、あれほどのテンションで

買い物をしたことはないかもしれません。

 

このCDを購入したレコード屋さんに

『きゃべつ』の大きな販促用パネルが貼られていました。

宣伝終了後にそのパネルをもらえないか

恥ずかしながらもお願いしたのを覚えています。

 

すると「パネルはあげられないけど…」と言って

なんと非売品のグッズである湯呑茶碗を

くださったのです。もちろん「たま」の。新品です✨

優しい店長のおじさんの顔が今でも忘れられません🍀

 

しかし、その湯呑茶碗は、

コンサートに一緒に行った

たまファンのNちゃんにあげました。

彼女には色々な意味で申し訳なかったので。

 

 

そんなわけで、私にはもう

棺桶に入れたいものは何もなくなりました。

全ては心の中にしまってありますから。

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。