蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

一票の重さ

池袋の名画座新文芸坐)にて昨日

『サルカール 一票の革命』(2018)

という映画を見てきました。

久しぶりのインド映画です。

 

インドは映画産業がさかんですよね。

インド映画と一口にいっても広~いので

地域・言語によって分かれているようです。

ヒンディー語なら「ボリウッド

テルグ語は「トリウッド」

タミル語の「コリウッド」という具合。

 

ちなみに自分の超絶愛してやまない

『RRR』はトリウッドです♪

ちょっとテルグ語を勉強してみようか…

と頭をよぎったぐらい。(←単純バカ)

 

今回はタミル語のコリウッド映画。

コリウッドも、主演のヴィジャイさんも

お初です。

 

↓↓この下の写真の方がヴィジャイさん。

大スターみたいですね。

サルカールというのは「政府」という

意味のようです。

 

このタイトルの通り

政治選挙の、たった一票の重み

をテーマにしています。

 

実はこの映画、同映画館で

先月も上映していました。

普通の映画館とちがい名画座なので

長期ではなく単回とか数回ですが。

 

またこの時期に再上映とはまさか・・・

東京15区を意識してる??

 

んなわけないですよね。ハハハ…

わりと月を変えての再上映はよくあるよう

なので、私の勝手な妄想です。

でも、そう勘違いしたくなるぐらい

選挙参加への啓蒙映画となっていましたね。

 

主人公は米国で大実業家となった

インド人青年スンダルです。

彼は選挙で投票するため、故郷に一時

戻ってきます。タミルナードゥ州議会選挙。

するとなんと、すでに彼の名前で投票が

済んでいたのです(>_<)

 

彼はすぐさま司法に訴え再投票の権利を

勝ち取りますが、その間に政治腐敗を

目の当たりにしていくんですね。

 

政治家は当選しても民のために何もしない。

民は傷つき弱く貧しくなるばかり。

そしてその貧しさゆえに投票権を売る人も多い。

政治を変える唯一の方法である大事な一票

なのだが。

 

だって、選択肢がなければ

一票があってもねぇ。どうにもならない。

そう思ってしまいますよね。

どうせ変わらないのだから金に換えようと。

 

インドほど残酷ではないにしろ、

日本の状況も同じですよね。

自分の保身と私欲しか考えない人間ばかり

が政治を担っている。選択肢がない。

野党も与党も反日なのだから。

(全員とは言いませんが)

 

親玉だって星条旗の前で「同盟国の中国」

なんてさらっと出てくるぐらいにね。

本音なのかプーさんへの忖度なのか

パーティー券購入のお礼なのかわかりません

 

そこにメディアが加担するから始末が悪い。

公共放送ですら公平じゃないのが恐ろしい。

莫大な受信料をとっておきながら。

だから日本犯罪者協会(NHK)とか

犬HKとか揶揄されてしまうんですよね。

 

話がそれましたが、スンダルは腐敗した

権力者に立ち向かう為、

SNSを駆使して、地域の民や若者とともに

行動を起こします。

 

ところでビックリしたのが、

投票方法に関してインドが日本より

進んでいる様子なことです。

投票用紙に書くスタイルではなく

ボタン式の機械を使っているよう。

あと、身元確認も証明書を使ってしっかり

行われている感じがしました。

 

なりすましが横行できている時点で

アレですし、電子化をすればそれでよいと

いうわけではありませんが。

 

それにしても、改めて思いましたよ。

日本が旧態依然としすぎており、

非効率な上「ザル」すぎるんです。

 

不正がしやすいし、無駄なお金がどれだけ

動いているんだろう。

ではなぜ、長らくこの方法が変わらないか。

今の権力者に都合がいい。それだけだと思います。

 

選挙に立候補するのもそうですよね。

お金がかかりすぎるシステムを続けることで

新規参入を困難にしています。

それで自分たちはずっと安泰

メデタシ、メデタシ、ってね。

 

 

そうそう、インド映画なので

急なダンスシーンや派手なアクション

もあり、スカッとしますね。

 

笑ってしまったのが、以下です。

(ちょっとネタバレ?

 本筋に関係ないからいいか^^)

 

スンダルは大社長で大富豪なので

アメリカ人の屈強な護衛が数人いるんです。

 

投票してすぐ米国に帰るつもりが、

長引きそうになったため、護衛たちに

先に帰国するように言うんですね。

 

ところが健気な?彼らは「帰りません!」と。

何かあっても「指一本触れさせません!」

とスンダルに言うんですよ。

 

しかし、その後何度もスンダルが

危険な目に遭いそうになるのに、

護衛たちは全然出てこないんです💦

結局出てくる必要がないからなのですが。

ちょっとぐらい顔を出しても良いのでは…

と思うぐらい全く出てこない。「指一本」以降。

 

私のオアシスである、新文芸坐

この『サルカール 一票の革命』は

いつもよりお客さんがたくさん入って

いましたよ。女性も多かったです。

 

土曜日でもお客さんがまばらなことも

あったりするので、

やはり人気があるのでしょうね。

映画が終わった後拍手が起きましたから👏。

 

インド映画の人気の秘密はやはり

情熱ではないかと思いますね。

 

棒読みしている政治家を見るのも

飽き飽きしましたね。

彼らに変わってほしいとは思いません。

他者を変えることは不可能ですから。

腐っていればなおのこと。

 

ただ腐ったものはゴミ箱にいれよう。

そのために選挙に行こう。

一票を投じよう、そう思いました。

 

江東区民ではありませんが、

東京15区、日本保守党・飯山あかりさんの

勝利を祈りつつ。

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。