蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

ビヨンド・ユートピア 脱北

今日は2月10日です。

2月10日が何の日が検索しましたら、

たくさんの記念日が出てきました。

 

その中に最も新しいと思われる記念日が…。

な、なんと「ニートの日」ですって😲

全国の無職・無訓練中の皆さま、

私たちの日だそうですよ~

素直に喜んでいいのかわからないけれど。

もちろん「ニ(2)ート(10)」の語呂合せ。

 

※「ニート」という言葉は厳密には

年齢が34歳までの人に使われるようです。

私は無職の人の総称として使用しています。

 

他にも簿記の日、ニットの日、ふとんの日など

色々ありますが、一番大事なのは「海の安全記念日」

だと思いました。

 

この「海の安全記念日」は、

2001(平成13)年の2月10日に起こった

えひめ丸事故」が由来となっています。

えひめ丸」とは、

愛媛県宇和島水産高校の実習船です。

ハワイ沖での訓練中、米国の原子力潜水艦に衝突され

沈没してしまったそうです。

その際教官や生徒ら9人が亡くなった、という

痛ましい事故です。

 

2001年といえばアメリカの同時多発テロ

真っ先に思い浮かびますが、日米の間に

このような出来事もあったのですね(>_<)

 

ただでさえ大自然の海は危険な場所であるのに、

人災による事故はなんとも辛いです。

亡くなった方々に哀悼の意を捧げるとともに

このような産業に従事したり、訓練されている方を

心から尊敬します。ありがたいですm(__)m

 

記念日を知らべると、自分が知らなかったり

忘れていたりする出来事を認識することができて

勉強になります。

 

ところで、船と言うと…種類は違いますが。

最近では、日本に物資を運ぶ、または日本から

外国へ輸出する貨物船が大変なことになって

いまよね…中東で(>_<)

テロ国家、テロ組織による攻撃や拿捕。

資源に乏しい日本にとって、大変深刻な問題です。

 

そして、そんな我が国の「生命線」を支えている

乗組員の9割は外国人ということなんですよね。

まともな政府なら、普通は貨物船を護衛するための

船を出そうと動くと思うんですが…(以下、略)。

 

 

さて話は変わりまして、

先日都心の映画館に行き

『ビヨンド・ユートピア 脱北』を見てきました。

 

脱北を支援する韓国人牧師とブローカー、

そして彼らの協力により脱北を試みる家族の

ドキュメンタリーです。

 

今上映中なので、「少しの内容バレイヤ!」

という方はここから読まないでくださいね。

 

二つの家族の脱出作戦を中心に

話が進んでいきます。

同時に、すでに脱北に成功した人物の

スピーチやインタビューが間に挟まれ、

北朝鮮の実態が具体的な体験とともに

語られます。

 

国全体が「巨大な刑務所、強制収容所」と

語られていましたが、まさにその通り。

おぞましい、狂っています。

 

改めて、独裁国家共産主義の恐ろしさを

再確認しました。誰も幸せにならないシステム。

飢え、貧困、処罰、拷問…の国民は言わずもがな、

幹部になって昇りつめても、

常に粛清の恐怖が待っています。

 

将軍様☎だけは幸せかと言ったら、いえ

また別の恐怖におびえ続けているのでしょうね。

あんなだらしなく太って、たらふく食べて

やりたい放題だとしても。

 

 

脱北する二つの家族のうち、片方の家族は

女児2人と80歳の祖母も含め5人で大移動。

中国→ベトナムラオス→タイと1万2千キロです👀

もし見つかれば、北朝鮮へ送還されてしまい

それはほとんど死を意味します。

中国は当然ですが、ベトナムラオス北朝鮮

友好国のため、安心できません。

危険なジャングルだって長時間歩きます。

おばあさんもです。

 

この80歳のおばあさんの存在感がすごいです👀

素朴で優しそうな普通のご老人なのですが。

東南アジア移動中の隠れ家でのこと。

まだまだ安心できないとはいえ、

祖国に比べたら環境が天国なわけです。

そこで、映画撮影スタッフがおばあさんに

はじめてインタビューをする場面があります。

私はここが一番泣きました。

 

北朝鮮はどうでしたか?」みたいな質問を

されるのですが、素直に答えられないのです。

どうしても将軍様を称えるような言葉が

すらすら出てしまう。

娘さん(お嫁さん?)に「思ったとおりに言っていいのよ」

と促されても、すぐには本心が出てこない。

当たり前ですよね…

 

あと、女児も同じような質問に対し、

すぐに本心が出てきませんでした。

徹底的に洗脳教育をされていますから。

恐怖を植え付けての支配。

脱北中もどれだけ怖かったでしょうか(>_<)

 

私は今まで飢えたことも、暴力や拷問を

受けたこともありません。

それでも、「日本が全部悪かった」という

自虐史観が真実ではなかったと知った時

激しい怒りがわきました。そして憎悪。

今も時々わきあがることがあります。

もっと早く知っていればと。

 

ましてや、北朝鮮の人たちならば。

今まで教え込まれたことが全くのでたらめで

真実の真逆だと知った時、どれほどのショックを

受けるでしょうか。

 

それでも、この家族は脱北に成功できたので

幸運でした。見つかって失敗してしまう例も

たくさんあるでしょうから。

以前と比べて脱北が難しくなっており、

特にコロナ以降は中国から出国するルートが

使えなくなってしまったようです(>_<)

(今現在はわかりません)

 

ちなみにこの映画を見た後

献血ルームに行ったのですが、

ちょっと茫然としてしまいました。

たくさんの漫画に雑誌、カラフルな絵本。

広くてきれいな待合室。清潔な道具、物資。

スタッフの丁寧で細やかな対応。

ありがたいことです😢

 

結局血の濃さが足りなくて、献血できず

すぐ退出したのですが。

北朝鮮なら突然、有無も言わさず

1リットルぐらい血を抜かれそうですもの。

いや、血だけじゃ済まないかも。

 

日本を巨大な刑務所にしてはいけない。

そう強く感じました。

共産主義ダメ、ぜったい。

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。