蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

愛がないなら

大変なことが起こってしまいましたね。

悲しすぎます。辛すぎる。

漫画家の芦原妃名子さんが

亡くなりました。自死だそうです。

 

最近日テレで放送されていた

『セクシー田中さん』というドラマの

原作者だったそうですね。

 

原作に忠実に制作すること。それが

ドラマ化の条件だったのに守られておらず、

かなりお辛い状況だったようです。

 

映画とかドラマへの実写化って

元から良いイメージがないのに、

やっぱりか・・・。

というより、想像以上ですね。

構造的に腐っていることがわかりましたよね。

全部とは言いませんが。

 

原作と原作者への扱いがひどい、というのは

前から聞いたことがありましたが

不思議だったんですよね。

漫画家さんが0から苦労して作り上げた

我が子のような作品ですよ。

実写の制作者側は、それを使わせてもらっておきながら、

どうしてリスペクトできないのかと。

(今回は日テレ、プロデューサー、脚本家等)

 

ドラマや映画は影響力、

つまりお金を生み出す力が大変大きいです。

だから製作者側は驕りたかぶって

勘違いしてしまうんでしょうね。自分たちが偉いと。

これじゃあ駄作ができるわけだな、と

改めて納得できました。

 

逆にいえば、作品と原作者をリスペクトし

情熱を持って誠実に仕事をしていれば

良い実写の作品ができるわけですよね。

(成功例もたくさんありますからね)

 

そんなことを思っていたら、たまたまYouTube

上がってきたチャンネルがありました。

「漫画家’の映像化について」という

まさにタイムリーな内容・・・

すごくわかりやすい説明をされていました。

 

www.youtube.com

 

話し手は山田玲司さんという方で、

話の様子から、やはり漫画家のようです。

私は存じ上げませんでしたが、才気あふれる感じで

その世界では有名な方なのかもしれませんね。

 

原作者が、ひどい扱いを受けると知りながら、

なぜ漫画の映像化が絶えないのか?

それがすごくよく理解できますし、

その業界の人の話ですから、重みがあります。

 

 

あと、山田さんが仰るように

映像化を成功する場合、

やはり原作への「愛」なんですね。

それに尽きるのだと。

 

そこにがあるかどうか。

これは最も大切なことなんですね…改めて。

心がなければ、作品も死んでしまうし、

今回のように人をも死に追いやってしまう

ことになるのですから。

 

「原作レ〇プ」という言葉は

全然好きではありませんが、でも、

まさに山田さんの一言に尽きます。

「愛がないなら抱くな!」

名言、その通りだと思います。

 

 

日テレや小学館(原作漫画を連載していた出版社)

がお悔やみのコメントを出しているけれど。

会社として出さざるを得ないんでしょうけどね。

「ご冥福をお祈りします」とか

「お悔やみを申し上げます」とか。

 

私はここで書く気が起きませんでした。

今それはちょっと書けないなと

と思ってしまったんです。痛ましすぎて。

 

 

全然関係ないのですが、

三浦春馬さんの最後のドラマ。なぜか

その時の追悼テロップがよぎりました。

「春馬くん ずっと大好きだよ 

     キャスト・スタッフ一同」

 

ドラマを見ていたわけではないのですが

このテロップを見て何やらゾッとしましたよ。

大の大人に対してこれって。

しかも普通の死に方ではないのに?と。

 

 

今、権力を持った組織と構造において

古い体質が次々とあぶり出されている

感じがします。

 

日テレなどの制作関係者には、今後

全ての作品にをもって向き合っていただきたい…

芦原さんの死を決して無駄にしないように。

それが本当のお悔やみ、弔いだと思うのです。

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。