蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

ジャニー氏について思う

news.yahoo.co.jp

 

先日、元ジャニーズJr.だった岡本さんという方が

ジャニー喜多川氏の性加害について記者会見を

行いました。

 

おそらくジャニー氏のこの性癖と性加害は

事実なのでしょう。

 ※事実とした前提で話をすすめます。

 

数十年前から公然の秘密として語られてきており

20年ほど前には『週刊文春』の記事をめぐり

裁判になりました。

そして最終的に「ジャニー氏による所属タレントへの

性的虐待は事実である」と法的に認められたようです。

 

被害者を思うと本当に胸が痛みます。

コンサート会場の熱気。

スポットライトの輝きとファンの歓声。

一度知ってしまったらもう…。

 

何十分か目をつぶって「その時」が過ぎるのを

我慢すればスターへの道が開ける。

子犬にかまれたと思えば…。俺だけじゃないし。

当時そのように耐えていたのでしょうか。

毒牙にかかってしまった少年たちはみな。

 

私はヤフーニュースのコメントも、

有名人・文化人などの見解も一切

読んでいません。

 

ジャニー氏やメディアへの当然の批判、

岡本さんへの同情または批判等々、

大体の論調は想像がついてしまいます。

決めつけるのはよくありませんが、

きっとどれを読んでも虚しさがつきまとうような

気がするんです。なぜだろう。

 

  ※ところで、

   世の中にはまったくもって不可解な人がいます。

   例えば全く落ち度がないような殺人被害者(や

   その家族)をすら批判をする人が存在するのですね。

   それを知ったときには吐きそうになったものです。

   この件とは全く関係ありませんが。

 

 

自分がただ知りたいと思ったことが一つ。

ジャニー氏はいったいどんな気持ちで性加害を

続けていたのだろうか?ということです。

批判ではなく率直に聞いてみたいのです。

本人に。

 

圧倒的な権力と財力を持ち、自分の思うままに

業界やメディアを支配できる、というような身分

になったことがないので。

 

だって、どう見ても人として

悪い行いですよね、犯罪ですから。

それを時々告発されながら何十年もですよ。

 

悪いことだと頭ではわかっていたが、

それでも、ずっとやめられなかったのか?

わかっちゃいるけど、やめられない。

自分の欲望、活力のために。

 

この岡本さんの例でいえば

80歳の老人が15歳の少年に手を出すわけです。

こんな齢になってもまだ欲は消えなかったのですね。

むしろ老いるほどに、若さへの渇望、執着が

離れなかったのか。

 

いや、もしかしたら

そもそも悪いことだと思っていなかったのか?

 

メディアは手の内、誰からも叱られない

罰されない。警察だって怖くない。

自分は善悪を超えた全能の神。

ゼウスの少年愛のようなイメージか?

 

少年への行為を本人的にはむしろ

「善行」だと思っていた可能性もあります。

汚いどころか、ある意味神聖な行いであると。

「ラブ注入」というか、自分の才能・能力を

注ぐような感覚で。わかりませんが。

 

どんなにキラキラ華やかに見えても

一皮むけばしょせん河原乞食のヤクザな世界。

カタギの理屈は通用しない、と言われれば

それまでです。

そもそも深読みは無駄なのかもしれません。

 

しかしジャニーズ事務所、及びタレント(元、も含む)

は謝罪や言及はしないでしょうね。

普通に考えてメリットがないですもんね。

そのタレントが成功して人気であれば

なおさら、そんな傷は隠しておきたいでしょう。

潜在意識の奥の奥に。

 

ジャニー氏がカリスマな上、不思議な魅力が

ある人物なのはよく知られていましたよね。

しかも多大に世話になって恩恵を受けている

ことは事実だから悪く言えない。

それと引き換えに体を差し出した記憶は

墓場まで持っていきたいと思うのは当然です。

 

それでも、もしです。

岡本さん以外のタレントが、自分個人の体験として

性加害を告白されるのであれば、

温かく見守り拍手を送りたい気持ちです。

 

どうか、誰からも強制されるのではなく、

他被害者をいたずらに巻き込むのでもなく、

自分由来の心からの告白であってほしい。

そう思います。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。