蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

心の中の短冊へ

すっかり忘れていました。

今日は七夕ということですね。

 

「七」という数字はすごくいいですね。

「ラッキーセブン」が深く刷り込まれている

のでしょうか、何かいいことがありそうな

気がしてきます。

 

 

もし一つだけ願いがあるとしたら。

 

自分も含めて、世の中のみんなが

自分の国と自分自身に誇りをもって

自分らしく生きられるようになってほしい。

それだけです。

 

はい、きれいごとです。

しかも、願いは「一つだけ」と言いながら、

中身はちょっと欲張りでしょうか??

 

「世の中のみんな」も範囲が広すぎるので

まず「日本人が」と訂正してもいいでしょうか。

(のっけから弱気・・・💦)

 

「誇りをもって、自分らしく生きる」

まずこの私がそうありたいと思う一方

現在この体たらく。限界を感じています。

 

今までずっと、自分のふがいなさは

全部自己責任だと思ってきました。

 

社会のあり方は個人を、

個人のあり方は社会を投影したもの。

相互に関係しあっているため、

片方だけがんばろうとしても、

がんばれるものではない。

 

個人の問題は社会の問題であり

社会問題は個人の問題を表していると

今はそう思っています。

 

日光東照宮のサルのように

「もう見たくない、知りたくない」と

感じながらも、時事問題についつい耳を

傾けてしまうのはそういう理由からです。

 

知ったって辛いだけだけだけど

社会問題は自分が直面している問題

でもあると思うから。

 

 

ところで。

私は日常生活の中で、経験上

ある二つの場面に出くわすとき、

幸せな気持ちになることがわかりました。

 

一つは、

誰かが仲良くしている場面を見る時です。

会社でも、公園でも、電車内でも

場所場面はどこでもかまいません。

 

知人でも見知らぬ人でも関係ありません。

誰かか仲良くしている場面を見ると

とても嬉しく幸せな気持ちが沸き上がります。

 

必ずしも人同士でなくても、人と動物でも

動物同士でもかまいません。

人と物でもいいかもしれない。

 

これは自分の両親の仲が大変悪かったことに

起因しているのではないかと思います。

自分が思う以上に、心の奥深くに

色濃く影を落としていたようです。

 

そしてもう一つ、幸せを感じる場面。

それは、ある人がその人らしさ(=個性)を

存分に発揮しているのを見た時です。

 

前職に在職中、発見しました。

訪問介護の職員として、サービスのご利用者と

接するのはもちろん、所属のヘルパーさんとも

会って情報共有したり連絡を取り合います。

 

仕事柄30代以上の既婚女性が多く、

社会的属性が似ていたとしても

個性さまざま、色々な方がいらっしゃいます。

 

すごく繊細で神経質な方、

ほわ~んと天然アバウトな方、

肝っ玉母ちゃんのような方、

元ヤンキーっぽい、マスカラバチバチの方。

 

一人として同じ人はいないんだと

当然のことを改めて思わされます。

 

ご利用者もヘルパーさんも含めて

AさんがAさんらしさを発揮しているとき

「これぞAさんだ~」

「Aさんにしか出せない個性だ」

と嬉しくなるのです。

 

すごく細かいことを気にする方がいて、

そのつど色々指摘するヘルパーさんがいました。

職員の間で「面倒くさい」と思われることも

ありました。ですが、結局はその指摘が功を成して

介護環境が改善する場面も多いのです。

 

指摘が直接プラスに働かなかった場合でも

何らかの気づきを与えられ、知識が深まる

機会となりえます。

 

そして、そのうち、そのヘルパーさんの

細かさ自体が愛おしくなってきました。

「おっ、これこそ〇〇さんだ!」と。

すごく満たされた気持ちになるのです。

 

逆におおざっぱで、ほわ~んとした方。

それはそれで、別の見方を与えてくれます。

気持ちが楽になり癒しになったり

自分も少し肩の力を抜こうか、と

考えることができます。

「これぞ△△さん、ありがとう~!」と。

 

みんなの、そのままの個性が

その人の魅力になり、

組織や社会への力となっていくのです。

(被介護者さんもそうです)

 

月並みな表現ですが、

ミカンが、バナナの甘さが羨ましくて

真似をしたとしても、

劣化した不味いミカンになるだけです。

 

逆もまた然り。

バナナが、ミカンの酸っぱさが羨ましくて…

(以下略)。

 

まず、我が日本と日本人が

愛国心や誇りを取り戻し、真の多様性を発揮すること。

それが、私の心の短冊に書き記した

たった一つの願いです。

 

お読みいただき、ありがとうございました

 

 

         

           2022年7月7日