蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

「自己肯定感」という病


「自己肯定感」
という言葉は

いつから使われ出しだのでしょうか?         

 

問うておきながら、

調べる気はありません(こらこら)。

 

イヤらしいタイトルをつけてしまいました(恥)。

『~という病』をつけると

それなりの理論があり、本が一冊できそうな

錯覚を起こしそうです。

 

『  ~ 力(りょく)と同じにおいがしますね。

(どちらももう旬は過ぎた感はありますが…)

『絶対に~してはいけない』といった

タイトルもいまだに見かけたります。

 

話がそれましたが、自己肯定感です。

自尊心と同様の意味で、そのままですが

「ありのままの自分を肯定する感覚」

と理解しています。

 

私はいつも思います。

どうして自分はこんなに

「自己肯定感」が低いのだろうかと。

 

自己肯定感が低い理由として

子供の頃に虐待を受けていたり、否定されたりという

親の育て方が大きく関係しているとよく言われます。

 

乱暴なくくり方ですが、精神的な問題や

社会病理も、みなそうじゃありませんか。

根をたどってみると、ほとんどが

その問題者の子供のときの愛情不足(または歪んだ愛され方)

が絡んでいる気がするんですが。

 

私は親から虐待を受けたり、

(ほめられはしないものの)理不尽に叱責されたり

した記憶はありません。

 

父はほぼ家におらず、裕福ではありませんでしたが

母はできる限り、一所懸命育ててくれたと思います。

必要な衣類や物品は買ってくれましたし、

ごはんもお腹いっぱい食べさせてくれました。

 

なのになぜ、自分は

「こんなに自己肯定感が低いのだろうか」

と思うわけです。

 

習慣を変える系のエッセイ漫画で

有名なある作家さんがいます。

その方も自己肯定感が低いそうでした。

 

やはり子供の頃の親の虐待(的対応)に

起因するということで、それを乗り越えるための

インナーチャイルド療法体験の漫画も描かれています。

 

漫画なので、その体験と効果の過程がわかりやすく、

同じ苦しみを抱えている人たちにとって助けになる

とても良い本だと思いました。

 

ただ一方で、私のように、子供のときに

虐待などの経験がなく自己肯定感が低い場合

どうしたらいいのだろうと正直思いました。

どこに原因を求めたらいいのか・・・。

 

無職を1年以上続け、無為にすごしながら

それでも本気で仕事を探す気になれないのは、

実はここに大きく関係しています。

 

自己肯定感が低いままだと、社会生活において

仕事でもなんでも、うまくいかないということが

経験上わかっているからです。

いろいろな場面でマイナスの影響が

顔を出してくるのです。そして自分を苦しめます。

 

自分に自信がないと、自責感が強く、

自己犠牲的な働き方をしてしまいます。

身を削ってがんばれば、自己肯定感が上がるか

というと、そうではありません。むしろ逆です。

 

すると、

「がんばっても自分はダメなんだ」と

自己肯定感は下がってしまうのです。

そして、まだ頑張りが足りないのかと

更にがんばり、疲弊していき、また自信をなくし・・・

と負のスパイラルに陥ります。

 

自分を肯定し、大切にできないと

人からも大切にされません。軽く見られます。

自分が自分を扱っているように、人は自分を扱います

 

自分を大切に扱われないということは

とても悲しく辛いことです。

家庭でもDVやモラハラに遭いやすい人は

自己肯定感が低い傾向があります。

 

自分を大切にできれば、人から大切にされます。

同時に、自分を大切にできてはじめて

人を真に大切にできます。皆を大切できます。

 

まず初めに自己肯定感ありき。

自分を大切にできる、ということが

幸福な生活の基本だと思っています。

 

私は毎日

自分をほめることを課しています

同じ言葉を100回自分にくり返し言い聞かせ

ほめています。

 

内心ではそう思っていなくても、

口に言葉として出すことで、脳をだますのです。

とはいえ、すぐにまた弱気になり

くじけそうになります。

 

50年近くの長い間、十分な自己肯定感を持てずにきて

私はこれをいったい変えることができるのだろうか。

ここから這い上がることはできるのだろうか。

切実な問題です。

 

しかし、この世界で、

自分で自分を助けることをせず

いったい誰が助けてくれるというのでしょう??

まず自分で自分を助けることなしに。

 

どうしようもなく辛いですが、

自分の一番の味方は、

まちがいなく自分でありたい、そう思います。

 

自己肯定感が低い自分。

それをそのまま、ありのままに受け入れる。

そして

「でも大丈夫だよ。今までよくがんばってきたね」

「そのままでいいんだよ」と。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

   

                 2020年6月3日