蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

さよなら物類♬

私は無趣味、無特技人間です。

普段それで支障ないのですが

履歴書やプロフィールを書く時、いつも困るんです。

 

読書は好きですが、趣味といえるほどではない。

 

楽器は子供の頃習わせてもらったり、

大人になってから新しく始めたりしましたが

いずれも上手くならず、止めてしまいました。

 

縫い物・編み物などの手芸もダメでした。

高いミシンを買ってもらったり

質の良い毛糸や編み棒を買ってもらったのに

途中で投げ出してしまいました。

 

裕福では全然なかったのに、お金を出してくれた

母には、今でも申し訳ない気持ちです。

 

スポーツは…(以下略)

 

語学は好きだったんです。

昔は英語・フランス語・中国語など

NHKラジオのテキストを買ったり、

英語は特殊なスクールに通ってみたりもしました。

センスがないんでしょうね。

身につかず続きませんでした。

 

英語については、老後スイスかオランダで安楽死

依頼するとき必要になるだろうから

(日本では議論が進みそうにないので、やるなら海外かなと)

少し前まで細々と勉強していたこともありましたが、

今はもうやめています。

 

日常生活で必要不可欠にならない限り、

言語の習得は無理だと思いました。

「気が向いたらまたやればいい」といった気持ちです。

 

ものぐさ大王で不器用ですから

高倉健兄ィだったら、こんなセリフも様になるのですが。

(もういい加減「健さん」と「不器用」を切り離して

あげたいけれど、「健さん」に代われる人がいないので💦

若い芸能人で誰かいませんか、不器用が持ち味の人?)

 

 

実は一つだけ得意なことがありました💡

断捨離&片づけです。楽しいです。

前にも触れましたが、40代になり一気に「死」を近くに

意識するようになったのがきっかけです。

 

ある日部屋を見渡し、「死んだらこれ全部ゴミか・・・」

死んだら、肩のゴミひとつあの世に持っていけないんだ。

できる限り身軽になりたい。

不用品は捨て、本当に必要なものだけを残そう!!

そう強く思いました。

 

以下、捨てたものをざっと並べてみます。

◆数年前捨てた物

 ・クラシックギターアコースティックギター

 ・ミシン ・アイロン ・炊飯器 ・トースター

 ・扇風機 ・本棚、ラック類4つ ・衣装ケース

 ・CDカセットデッキ ・DVDデッキ ・衣類、その他

 

◆昨年の引っ越し前に捨てた物

 ・洗濯機 ・冷蔵庫 ・掃除機 ・32型テレビ

 ・テーブル3つ、イス2つ ・食器棚 ・スタンドミラー 

 ・ほとんどのキッチン用具、調理道具、食器 

 ・ほとんどのCD、DVD、本 ・フィギュア・ぬいぐるみ全部

 ・暖房ヒーター  ・衣類、その他 

 

昨年の引っ越し前は、所持品の9割がた、

捨てに捨てました。

CDやDVD・本などの趣味系は、ブックオフ

ネットオークションでほぼ全処分しました。

 

長年大事にしていた宝物を処分できた時には

自分でも驚きました😲

 

『さよなら人類』という歌で有名な

「たま」というバンドをご存じでしょうか?

 

この「たま」がの高校生の頃から大好きで、

CDがたくさんありました。

本や楽譜集、写真集も持っていました。

何度引っ越しがあろうとも手放しませんでした。

 

特に『たま写真集』(※写真をご参照ください)は、

30年以上前、予約して手に入れた喜びの瞬間を

今でも忘れられないほどの宝物で、自分が死ぬときは

一緒に棺桶に入れてほしいとさえ思っていました

 

ですが、手放しました。

もうずっと何年もページを開くことはなかったからです。

ただ暗い押し入れに保管しているだけの状態でした。

 

死んだときに棺桶に入れてもらったとして

どうなりましょうか?焼かれて灰になるだけです。

であるならば、今これが読みたいと思う人の手に

渡る方が何十倍も有益だと思いました

 

なぜ宝物なのにページを開かったのか?

開く必要がなかったのです。

もう何度も読み返して、それは既に自分の心の中に

内容が刻まれています

CDだって現物を聴かずとも、いつだって

頭の中で再生することができます。

 

そのようにして、その他の宝物もすべて

処分することができました。

 

「たま」が嫌いになったわけではありません。

今でも本当に大好きです。

もしまた実物のCDを聴いたり、本が見たくなったら

その時また買えばいいことです。

 

今度履歴書を書く時は、趣味・特技欄に

「断捨離、片付け」と書いてみようかと思っています(*^^*)

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

           

                2022年5月25日