蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

死ねない未来

私は今48歳のアラフィフです。

結婚歴なしの独身、賃貸住まいの無職、

希望もお金もありません。

 

ついでに生活において、やる気も気力もゼロ。

何もかも面倒。自分で死ぬ勇気もない。

死にたいというより、消えたいのです。

ただただ屍のように生きる毎日です。

 

一応、自己想定寿命を設定してみました。

78歳です。あと30年生きる設定です。

しっかし長い。自分で想定したものの、長いです。

過ぎてしまえばあっという間でも

これからこんなに生きるのかと思うと、正直ゾッとします。

 

ですが、30年でも甘かった。

 

平均寿命を見てみましょう。

UNFPA国連人口基金)が発表した、世界人口白書(2022年版)

によると、平均寿命が最も長い国は、男女とも日本で(←これは既に有名)

男性は82歳、女性がなんと88歳!で90歳は目前の勢いなのです。

 

ということは、私の自己想定寿命に

さらに10年も追加されます(>_<)

あと40年は生きてしまう確率が高いということです。

 

「えっ、その前に重い病気にかかって死ぬかもしれないでしょ!!」

        とか

明日、それどころか10分後に事故で死ぬかもしれないよ!?」

と思いましたでしょうか?

 

そうですね。その可能性はもちろんあります。

その場合、そこでハイ終了、ゲームオーバーですから

いいのです(=「仕方がない」という意味です)。

本人は悩みようがありません。

 

しかし現実はなかなか死ねないのが問題です。

今の日本では、瀕死の老人になっても、

そう簡単には死なせてもらえません。

言われて久しいですが、

医療技術の高度な発達、日本的な死生観や価値観

世間体などから、死ぬのが大変難しい時代です。

 

特に私は高齢者の介護業界にいましたので

長寿って本当に幸せなの??と思うことが多々ありました。

 

例えば、90代で寝たきりの方がいます。トイレも、

自分の口から食事もできず、自ら動くことができない。

どう見ても老衰ですが、家族としては「何としても生かしたい」。

それで呼吸装置をつけ、胃に穴を開け管を入れて栄養摂取する

方法を取るわけです。いわゆる延命処置ですね。

(年金などの経済的事情が絡んでいる場合もあります)

 

もし本人が本当に望んでいるならばいいですが、

そのような状態で、まだ生きたいと思う人がいるでしょうか?

「もう楽にさせて」と思う人がほとんどだと思います。

しかし、自分の意思判断を伝えたり、表現できる能力はありません。

家族の希望に従うしかないのです。

 

また、身体的にはまだ元気であっても認知症

あったり、ほぼ寝るか食べるかだけを毎日くり返す。

孤独な生活を送っている高齢者も多かったです。

(孤独自体が悪いことではありませんが)

 

もちろん心身ともに良好で活動的な

高齢者もたくさんおられると思います。

ただ、皆さんよく仰いますよね。

「ピンピンコロリがいい」

「迷惑かけないうちに、ポックリいきたい」と。

それがやっぱり本音でしょう。

 

ここで自分自身の話に戻します。

支えあうパートナーや子供も持たず、ここまで生きてきました。

 

「まだこんなに生きるのか、消えたい」などと言うと

家族や友人を亡くした方など、さぞ不愉快に思われるでしょう。

消えたいなら、ウクライナの最前線に行ってこいと。

海岸に住んで大津波にさらわれてこいと。

 

列車の人身事故、事故や災害死、

児童虐待・いじめによる殺人・自殺・・・

このようなニュースを見るたびに、自分が被害者と

代わってあげられたらなぁと思います。

(特に子供がひどい目に遭ったり、亡くなるのは辛い)

 

ほとんど他者との交流がない今の自分なら、

その代役に適任ではないかと。

地元の母と兄が少し悲しむぐらいだと思うので。

(母は認知症っぽいので、長くは悲しまないかもしれません)

 

しかし実際、誰かと代わることはできません。

残念ながら不可能です。

どんなに嫌でも、どんなに情けなくても、

自分は自分の生を生きるしかないんです。

 

このブログが止まった時、

「あ~、この人は生を諦めたんだな」と思ってください。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございました。

 

            

                2022年5月21日