蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

カレー(加齢)の味わい

雨が続いており、

水量確保には良かったなと思う一方、

土砂災害などが起きないと良いのですが。

 

個人的には、雨天は精神的にラクなので

助かる部分があります。

 

ある時は外食に出たり、炎天下に

ウォーキングに出てみたりする。

そうかと思うと今度は「死にたい…」

「生きる希望がない」と訴える。

 

日本はすばらしいと言いながら、

一方で「情けない日本」と

現政府や時事ニュースに怒り嘆いている。

 

女性天皇(敬宮愛子さまの立太子

を強く待望している立場ですが、

男系男子派筆頭の元安倍首相が

亡くなってショックでたまりません。

(これは変ではないですよね…

 今も心が癒えず、悲しいです…)

 

読んで下さる皆さんにおかれましては

さぞ支離滅裂に感じている方もいると

思います。

 

そうです。

自分は支離滅裂、矛盾に満ちた人間です。

躁うつ病気質もあるように思います。

 

急に思い出したことがあります。

 

だいぶ前ですが、

うつっぽい状態になり辛かった時期、

一度心療内科に行ったことがありました。

 

長時間待たされ、やっと自分の番が来ました。

何とも言えない陰鬱な空気漂う中、

混雑した院内で待つだけでぐったりでした。

余計に心身が悪化しそうでした。

 

詳細はすっかり忘れましたが

心温かいとはいえない問診のやりとり

をされ、薬が処方されました。

 

「二度と来られないな」と思いました。

 

担当医師に満足できなかったのも

ありますが(相性が悪かったのでしょう)、

「健康じゃないと病院には来れないんだな」

とはっきり思いました。

 

はなはだ矛盾した感想ですが、

このことは自分に強い印象を残し、

以降、病院にはよほどのことがないと

行かないようになりました。

 

特に「精神科・心療内科系には行くまい」

と決意にも近い思いを抱きました。

 

うつ病で苦しまれている方が

きちんと診察を受け、投薬や諸療法で

回復されることを否定するものでは

全くありません。

 

私は恐らく、本当の「うつ病」では

なかったのだろうと思います。推測ですが。

 

余談になります。

この診察のどのぐらい後だったか・・・

私は大学に復学をしました。

 

過去に中退していた大学の学科です。

30を過ぎてから、あることがきっかけで

急に勉強したい意欲がわいたのです。

 

その就学中、選択した科目の中に

精神病理系のものがあったのですが、

なんとその講師が、私が受診した

上記の心療内科の担当医だったのです👀

 

はじめは気づきませんでした。

しかし、一度帰路の電車内でを見かけ、

思案しているうちに、はっと思い出しました。

 

その先生に良い印象はなかったので、

成績も不当につけられるかと思いましたが

そんなことはなく、ホッとしました。

 

こちらが好感を持たなければ、

向こうもは同様だろうと心配したのです。

まさか私が一度だけ、患者として来たことなど

覚えていないでしょうけど。

 

ちなみに2年間復学期間を過ごしましたが

「勉強ってこんなに楽しいんだ」

と思える大変貴重な経験でした。

 

経済的な事情から、なんとしても2年間で

必要単位を全履修しなければならず

がっちがちに科目を入れました。

 

先生に嫌がられるほど質問しました。

そうじゃないと最短で卒業できないから

恥ずかしいも何もありませんでした。

 

不思議なもので、18,9歳の時は

全く理解できなかったことが、

30代では、まるで3次元のようにリアルに

わかったりします。

 

中退してからそれまでの間

学問とは無縁の生活だったにも関わらず。

 

まるで、ヘレンケラーが

言語の「ウォーター」と本物の「水」が

脳内で一致した場面に近いような

理解の感動があったりします。(←大げさ?)

 

ストンと落ちるような、

ああ、そうだったのかという衝撃。

 

私はこの時、年を重ねることのすごさを

思い知りました。

30代の自分は10代の自分より

はるかに進化していました。

 

そして40代。いや50直前になり

シミ、シワ、白髪は確実に増え、

食後どころか、唾液でむせる今日この頃。

 

ほんの小さなことが奇跡のように

ありがたく感じる毎日です。

 

陽に照らされる木々や緑の輝き。

路上の足元に咲くタンポポ

こちらの視線に気づく野良猫。

 

ゴミ収集車音と職員さんによる回収音。

「佐川で~す」など宅配業者さんの声、

郵便配達人さんのポストへの投函音。

 

ありがたいです。

時に本当に手を合わせてしまいます。

 

私の部屋は玄関に一番近い角部屋で

道路に面しても窓があるので

往来がよくわかります。

(いい部屋に当たってラッキーです)

 

ドライアイなのに、すぐ涙ぐんでしまう

のが自分でも笑ってしまいますが、

いろいろな矛盾を抱えながら、

今日も間違いなく生きています。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

         

        2022年7月15日