蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

「性悪説」でいこう

私は現在、週に2回ぐらいの頻度で

日雇い仕事に行っています。

 

工場や倉庫での軽作業、食事処の洗い場、

マンションの清掃など、様々な仕事を

行いました。

 

全11か所に訪れましたが、

どこも体力的にかなり大変に感じました。

自分の弱体化と今が猛暑真っ最中なのも

あると思います。

 

食事処の洗い場は、たった3時間の

仕事だったのに、終わった後ヘトヘト。

 

勤務時間が8時間であろうと、3時間で

あろうと、終了後は同じようにドッと

疲れが出ることが興味深いです。

 

あと興味深いといえば、

私たち日雇い人への仕事の与え方

や指示の出し方です。

単発の労働力をどのように使うのか。

 

例えば、全7時間の勤務中たった一つの作業を

延々と行うということもよくあります。

「玉ねぎの皮をむく(仮)」なら、

それだけをひたすらやり続ける、というような。

 

効率としては、良くありませんね。

人間どうしても「飽き」というものが来るので

疲れてペースが落ちてしまいます。

本当は複数の違う作業を用意し、

時々交換する方がいいと思います。

 

個人での仕事や勉強などでもそうですよね。

飽きてきたら、別のものに種類を変えると

脳は疲れませんから。

 

しかしながら、

延々一つの作業は確かに辛いですが、

その場合「精神を鍛える」「苦行に耐える」

という方向に考え方をシフトします。

するとまた別の意味が生まれてきます。

 

日雇い人への仕事の指示方法についても

当然ながら、仕事先によって全く違います。

 

きちんと説明してくれる所もあれば、

最低限の情報すら与えられない場合もあり

なかなかスリリングを楽しめます。

 

「これは良い方法だな」とか、

「私が担当ならどのように言うだろうか?」等

考えさせられますし、勉強になります。

 

このように、

色々な角度から有意義な体験をさせて

もらっている日雇い仕事ですが・・・

一つだけ、どうにも気になっていること

があります。

 

前にも触れたかもしれませんが、

手荷物の管理方法についてです。

かなり無防備だったりします。

 

もちろん全部の企業ではありません。

きちんと鍵付きロッカーが用意されている

所もあります。

 

butterfly-blink.hatenablog.com

 

肉体労働系ですので、ドリンクは必須

時には軍手や上履きなど必要持参品があり

全くの手ぶらで行くことはできません。

 

仕事先によっては、ただ棚やスペースに

置くだけというスタイルも多いのが実情です。

(掃除などは環境的にロッカーが置けない)

 

たいがい雑多な人が誰でも出入りできる

ような場所です。ですから、最悪の場合

「リュックまるごと盗まれる可能性あり」

という危機感を持って臨んでいます。

(そりゃ盗まれたくは全然ないですけど、

 自分で選べませんからね・・・。)

 



しかし問題は、スマホと財布です。

これだけは死守しなければなりません。

鍵付きロッカーがない時は必ず身につける

ようにしています。

 

私に仕事に応募した後、初回で働く前に

荷物や貴重品の管理方法について先方に

質問することにしています。

 

ところが、ある時、

質問するのを遠慮したことがありました。

働きたい日の前日夜間に申し込んだため、

相手に迷惑だと思ったからです。

 

翌日仕事先に行くと、やはり荷物は

ただ棚に置く方式でした。「またか・・・」

しかもなんと、その会社はスマホも財布も

荷物に残していくようにという指示が(>_<)

 

えぇ~~~!!と思いましたよ。

だってこれ、リュック盗まれたら終わりですもん。

勤怠管理もスマホでやっているのに…(>_<)

 

言われた通りに従い、スマホも財布も荷物に

残しましたが、仕事中気が気じゃなかったです。

 

そのうち私は正気に戻りました👀

お昼休み後からは指示に反して

スマホ等を身に着けるようにしました。

もし見つかって怒られでもしたら、

正直に理由を話して、何なら途中で帰ろうと

思いました。

 

盗まれないという保証はどこにあるのか?

スマホや財布を盗まれたらどうなるのか?

たぶん誰も責任取ってくれませんm(__)m

 

昔の日本ならいざ知らず、

もう今の時代、性善説ありきは通用しない。

自分で自分の身を守るしかないですよね。

多様性とはそういうことです。

 

利用している「単発仕事アプリ」では、

働いた後、その会社の評価や感想コメント

を記入することができます。

(コメントは誰でも見られるようになっています)

 

私はいつも注意点や改善点があったら

わりと正直に書くようにしていますが、

そこでの貴重品管理については書きませんでした。

無防備すぎてかえって知らせない方がいい

と思ったのです。

どんな人が入り込むかわからないので。

 

しかしハッキリ言って、

こんなわずかな配慮をしたって

焼石に水(以下)でしょうけれどね。

日本自体がもう悪人天国になっていますから。

 

ただ本当に個人レベルでは、

手荷物にはぜひ気をつけていただきたい

と思います。

普通の人も「魔が差す」ということが

ありますから。

 

できるだけ魔がささる芽を摘んでおくことが

犯罪の抑止につながると思います。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

       

    

         2022年8月19日