仕事をリタイアし、老後時間ができたら。
あちこち旅行に行ったり、
色々な本を思う存分に読みたい
などとよく言われます。
今の高齢者はお元気なので
(現在コロナで中断になっていますが)
旅行はわりと行かれているかもしれません。
読書となるとどうなんでしょう?
定年退職の老後とは異なりますが、
私も退職したら「いっぱい本を読むぞ~」
と息巻いていました📚
在職中は全然と言っていいほど
読めませんでした。特に活字はダメ。
ですが血迷って、世界の名作に
一度だけ挑戦してみようと思いました。
なんと無謀にも
に手を出してしまったことがあるんです👀
「死ぬまでに読みたい名作」に
入っていそうでしょう、コレ??
そんなリストがあるか知りませんが。
すぐ「死」というワードにつられるという…。
(こういう人ほど長生きしそうでコワい💧)
この『カラマーゾフの兄弟』
文庫本だと上・中・下と
分厚い本が3巻もあるんですよ。
読み終わるのに、
ゆうに半年もかかってしまいました。
基本いつも疲れていたので
読んでいるとすぐ眠くなってくるんです。
読んだことある方ならわかると思いますが
3冊のうち、はじめの2冊が「地獄」というか
「下積み」期間じゃなかったですか??
ひたすら忍耐で読み続けるという感じ(>_<)
最後の下巻になると急に面白くなってきて
ここでやっと読者が報われるターンが
やってきます。(記憶ではそうだった)
なので中巻でやめるともったいないです💦
そもそも登場人物がいっぱい出てきて
基本的に読みにくい作品だと思いました。
相関図を書きながら読まないと
何が何だかすぐわからなくなります。
さらに、ロシア人の名前がなじみにくい上
本名のほかに「愛称」でも呼ぶから、
2倍大変になります。
↑↑『カラマーゾフ』と真逆イメージの3兄弟…
【カラマーゾフの3人兄弟】メインキャラ
長男 ドミトリー⇒ 愛称 ミーチャ
次男 イワン ⇒ 愛称 ワーニャ
三男 アレクセイ ⇒ 愛称 アリョーシャ
という具合で、他の登場人物にも
愛称があったりしますから、混乱を極めます。
次男のイワンに関しては、
作品中そんなに愛称が出てこなかった
記憶がありますが、その代わり・・・。
読者に忍耐を強いる大きな要因でした、
この人。私の記憶では。
探偵の小説とか漫画みたいに
「犯人はこいつだ~!!👉」
と指さしたくなる位。
イワンはたしか「無神論者のインテリ」
というキャラなんですが、話し始めると
一人語りがずっと止まらないんですよ。
(合コンならつまみ出されるレベル>_<)
内容が難解で、時々残酷なたとえ話も
入ったりして、何ページにも渡り
しゃべるしゃべる。イワンのバカっ!
著者のドストエフスキーさんも
大事な意味があるから、
長々この人に語らせるんだと思います。
しかしどうにも読めず、丸々飛ばしたことも💦。
いつの間にか『カラマーゾフの兄弟』
の愚痴大会になっておりますが、
私の理解力が不足しているだけかもしれません。
ただ、前半に忍耐期間があることは
それほど偏っていない感想ではないかと。
下巻の面白さは、
苦しい登山で頂に辿り着くのと
同様の爽快感があると思います。
そう言ったら言い過ぎでしょうか?
それとも、もう一回読んだら
全く違う印象だったりすることも
あるのでしょうかね。
無職の今なら時間があり
たくさん本が読めると思ったら、
実際そうでもありませんでした(悲)。
疲れ目・カスミ目・ドライアイで、
少しずつしか読書が進みません。
でも人生で今日が一番、体も目👀も若い日
なんですよね(*^^*)
目が見える幸せを忘れずに
またページをめくりたいと思いますm(__)m
お読みいただき、ありがとうございました。
2022年7月17日