蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

カラマーゾフ山への道

仕事をリタイアし、老後時間ができたら。

 

あちこち旅行に行ったり、

色々な本を思う存分に読みたい

などとよく言われます。

 

今の高齢者はお元気なので

(現在コロナで中断になっていますが)

旅行はわりと行かれているかもしれません。

 

読書となるとどうなんでしょう?

 

定年退職の老後とは異なりますが、

私も退職したら「いっぱい本を読むぞ~」

と息巻いていました📚

 

在職中は全然と言っていいほど

読めませんでした。特に活字はダメ。

 

ですが血迷って、世界の名作に

一度だけ挑戦してみようと思いました。

なんと無謀にも

ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟

に手を出してしまったことがあるんです👀

 

「死ぬまでに読みたい名作」

入っていそうでしょう、コレ??

そんなリストがあるか知りませんが。

すぐ「死」というワードにつられるという…。

(こういう人ほど長生きしそうでコワい💧)

 

この『カラマーゾフの兄弟

文庫本だと上・中・下と

分厚い本が3巻もあるんですよ。

 

読み終わるのに、

ゆうに半年もかかってしまいました。

基本いつも疲れていたので

読んでいるとすぐ眠くなってくるんです。

 

読んだことある方ならわかると思いますが

3冊のうち、はじめの2冊が「地獄」というか

「下積み」期間じゃなかったですか??

ひたすら忍耐で読み続けるという感じ(>_<)

 

最後の下巻になると急に面白くなってきて

ここでやっと読者が報われるターンが

やってきます。(記憶ではそうだった)

なので中巻でやめるともったいないです💦

 

そもそも登場人物がいっぱい出てきて

基本的に読みにくい作品だと思いました。

相関図を書きながら読まないと

何が何だかすぐわからなくなります。

 

さらに、ロシア人の名前がなじみにくい上

本名のほかに「愛称」でも呼ぶから、

2倍大変になります。

 

↑↑『カラマーゾフ』と真逆イメージの3兄弟…

 

カラマーゾフの3人兄弟】メインキャラ

長男 ドミトリー⇒ 愛称 ミーチャ

次男 イワン  ⇒ 愛称 ワーニャ

三男 アレクセイ ⇒ 愛称 アリョーシャ

 

という具合で、他の登場人物にも

愛称があったりしますから、混乱を極めます。

 

次男のイワンに関しては、

作品中そんなに愛称が出てこなかった

記憶がありますが、その代わり・・・。

読者に忍耐を強いる大きな要因でした、

この人。私の記憶では。

 

探偵の小説とか漫画みたいに

「犯人はこいつだ~!!👉」

と指さしたくなる位。

 

イワンはたしか無神論者のインテリ」

というキャラなんですが、話し始めると

一人語りがずっと止まらないんですよ。

(合コンならつまみ出されるレベル>_<)

 

内容が難解で、時々残酷なたとえ話も

入ったりして、何ページにも渡り

しゃべるしゃべる。イワンのバカっ!

 

著者のドストエフスキーさんも

大事な意味があるから、

長々この人に語らせるんだと思います。

しかしどうにも読めず、丸々飛ばしたことも💦。

 

いつの間にか『カラマーゾフの兄弟

の愚痴大会になっておりますが、

私の理解力が不足しているだけかもしれません。

 

ただ、前半に忍耐期間があることは

それほど偏っていない感想ではないかと。

 

下巻の面白さは、

苦しい登山で頂に辿り着くのと

同様の爽快感があると思います。

そう言ったら言い過ぎでしょうか?

 

それとも、もう一回読んだら

全く違う印象だったりすることも

あるのでしょうかね。

 

無職の今なら時間があり

たくさん本が読めると思ったら、

実際そうでもありませんでした(悲)。

 



疲れ目・カスミ目・ドライアイで、

少しずつしか読書が進みません。

 

でも人生で今日が一番、体も目👀も若い日

なんですよね(*^^*)

 

目が見える幸せを忘れずに

またページをめくりたいと思いますm(__)m

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

        2022年7月17日