蝶のまばたき

もう死にたい、消えたい・・・無職アラフィフ独身女の雑記帳

ある介護職の実態

アジアン料理はお好きでしょうか?

私は大好きです。

タイ、ベトナム、インド、中華・・・。

 

今日のお昼、最寄り駅近くの

タイレストランに行ってきました。

ガパオライス(鶏ひき肉バジル炒めかけご飯)

を食べてきました。

 

今住んでいる地域は、

地域内での移動は多かったものの

気がつけば、かなり長い期間の在住になります。

 

このタイレストランは

ずっと行きたいと思いつつ

軽く10年以上は経っていました。

 

仕事をしていた時は、

お金の心配はなかったのに、

逆に外食に行くことは少なかったです。

 

日々疲れ切っていたので、

「少しでも家で体を休めたい」という気持ち

が強く、休みの日はほとんど寝ている

ということもありました。

 

あと恥を承知で告白します。

在職中の長い期間、暑い夏場を除いて、

入浴は週2回が普通でした。

介護という肉体労働を1日中していながら、です。

 

入浴は大変体力を消耗します。

仕事からの帰宅後は余力がなかったのです。

それに、また翌日早朝から起きなければならないので

その力も残しておく必要がありました。

その代わり、体拭きと着換えは毎日しっかり行いました👍

(あ、当たり前ですよね💦)

 

 

入浴は公休(週2回)の前日の夜にしていました。

次の日が休みなら余力を残さなくて良いので安心です。

もしくは、公休の日にゆっくりお風呂に入ります。

それで週2回の入浴となるわけです。

 

ドン引きされると思い、今まで周囲の人に

誰にも言えませんでした。

自分が入浴介助をしているご利用者だって

週に3回入っている人はいるのです♨

その方より回数が少ないのですから…。

 

ドン引きされついでにもう一つ。

当時、「脚付きマットレスタイプ」の

ベッドを購入したことがありました。

はじめは、すぐに横になれて便利だと

思って使っていました。

ところが、そのうち途中でベッドの上に

寝ることがなくなってきたのです。

 

仕事からの帰宅後、食事しながらや、

テレビを見ながら寝落ちてしまうとか

そのまま床に寝てしまうことが増えてきました。

同時にベッドの上に這い上がるのが、

体力的に大変になってきました。

結局ベッドはまもなく処分する方向となりました。

 

こんな苦労話をするつもりはなかったのに💧

何も考えず気の向くままに文字を打っているので

書いている時も着地点もいつも

全く予想外の方向になってしまいますm(__)m

 

訪問介護の仕事で辛かったのは

がんばればがんばるほど、きつい立場に

追い詰められることでした。

 

一所懸命がんばって仕事をすると、

依頼がどんどん増えて外回りの介護労働が

増えていきます。

すると、通常の労働時間内では当然

書類等の内勤仕事をする時間が足りません。

通常勤務時間以降に長いサービス残業

余儀なくされます(>_<)

 

一方で、他の営業所や人によっては

行う仕事の質が悪かったり、怠けたりする人がいます。

評判が悪いと外回りの仕事は減っていきますから

内勤の仕事をする時間はたっぷりあります。

余裕で定時に帰れることになります。

 

もらう給料(残業込みの形態)は一緒なので

仕事ができなければ、できないほど、

一所懸命やらなければ、やらないほど

その人はラクになるのです。

 

そしてあげくに、会社はなんと

早朝や夜遅くまで残業できないように、

パソコンを使う時間を制限してしまいました。

そのうえ、一日の工程時間の内訳を細かく

記入するルールができました。

 

記入する残業時間が超過にならないよう制限をかけ、

必ず必要な休憩時間を入れなければなりません。

実際休憩がとれていようがいまいが、

残業をどんなに長くやろうが。

 

本当のことを書かれたら困るからです。

労基対策です。

ちなみに「タイムカード」を導入したら

会社はもっと困ります。だから元々存在しません。

 

 

誰が好きこのんで、遅くまで会社に残って

仕事をすると思いますか?

一秒だって一分だって早く帰りたいのに。

体を横たえたいのに。

PC時間制限のため、今度は休みの日に書類仕事に

来なくてはいけなくなりましたよ。

 

本当はやってはいけないことなのですが

一時期、私はPC作業の必要ない紙のチェック作業を

自宅に持ち帰っていたこともありました。

あまりに遅くまで職場にいることが辛くて。

 

 

そのような労働環境だと、スタッフは当然

定着しません。しょっちゅう、どこどこ営業所で

だれだれが辞めるという話が起きます。

慢性的に人手不足です。

 

そうすると、とんでもない人でも採用されてきます。

履歴書の時点で落とされて然るべき人が。

常識的なことが大幅に欠落していたり、

普通のコミュニケーションができない人が、です。

 

介護という仕事は、主に高齢者が対象で、

体の病気や認知症で、思うように動けない方々が

ほとんどです。動作技術もさることながら、

言葉のかけ方一つ気を配らなければならず、

高度で細やかなコミュニケーション技術が

必要とされる仕事だと思います。

 

よく介護事業所の窓や壁などに

「だれでもできる仕事です!」などと書いてある

求人ポスターを見かけますが、人手対策とはいえ

う~ん・・・と思ってしまいますね。

 

求職者の裾野がせますぎるという現実の中

管理職、採用人事の方々は本当に大変だと思います。

「選んでいられないんだよ」と。

 

ただ。

約10年間、いろいろな人が来ては

通り過ぎていくのを見て。

採用する会社が「介護」という仕事を軽んじているから

求人に応募してくる人も「介護」を軽んじて

やってくるという気もしています。

 

自分は器用な人間ではありませんが、

できる限り最善を尽くし、誠実に業務を行ってきた

充分がんばったと思っています。

 

今はよく効かない右手に

「ありがとう、ここまでよくがんばってくれたね

 大切に扱わなくてごめんね」と言いたいです。

 

幸い職場の人たちは良い方が多く救われました。

色々なことを打ち明けましたが

その会社からお給料をいただき、生活をしてきたし

今も生活できていることには感謝しています。

 

アジアン料理と全く関係ない話になってしまいました。

もし万が一身バレしたとしても

私に失うものなど、もうありません。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

            2022年6月22日